社会医療法人真泉会

今治第一病院

病気について

腰痛

治療と予防

急激な腰痛が起きた場合

急な腰痛には海老の姿勢で安静にする。

あおむけでは、枕などをひざの下に入れる。

横向きで足を抱え込み、海老のような姿勢で安静にします。
横向きが苦しければ、あおむけで膝の下に枕や座布団を入れます。
歩けるようになったら、早く専門家の診断を受けて下さい。

治療の種類

急激な腰痛が起きた場合

急性の痛みには薬やコルセットによる治療が行われます。 慢性の痛みには温熱療法、牽引療法もありますが、 体操による治療も重要です。以上の治療で効果がないときは、 硬膜外ステロイド注入を行うか、手術を必要とする場合もあります。

ヒップアップ運動

腰を床にぴったりつけ、お尻を持ち上げ5〜10秒保ちます。

腹筋の強化運動

腰を床にぴったりつけ、お尻を 持ち上げ5〜10秒保ちます。

下肢伸展運動

一方の足を手でいっぱいにかか えこみ、もう一方の足を床にぴ ったりとつくようにのばします。

腰背筋強化運動

胸のやや下にクッションを入れ 両手を後ろに組み、上半身を反 らします。その位置で約5秒保 ちます。

前後屈運動

両足を肩幅ぐらいに開き、まず 上半身を前に曲げ、次に腕を開く ようにして後ろに反らします。

側面運動

片手を腰にあて、もう一方の手を 上に伸ばし、上半身を横に倒しま す。左右交互に繰り返します。

体操療法の目的は腰の骨の動きや血行をよくすると共に、腹筋や 背筋を強くして、姿勢を正しくすることです。 以下の体操を朝夕15分から 20分行います。主治医の指導に従って根気よく続けましょう。

予防の為の正しい姿勢

立つとき

へそをひっこめ、下腹を引き上げ るようにして正しい姿勢を保つ

座るとき-1 イス

イスに座るときは膝の高さが足の 付け根より少し高くなるようにし ます。

座るとき-2 座敷

あぐらや横座りよりも正座の方が 腰に負担がかかりません

自動車を運転するとき

座席を引きつけ、膝はふとももと 平行かやや高く。背筋を伸ばす

寝るとき

横向きのときは膝を曲げ、あおむけでも膝の下に クッションを入れる。うつぶせは避ける。 また敷き布団、ベッドは硬いものを使う

寝た姿勢から起きあがるとき

①膝と腰を軽く曲げる
②ヒジをついて起きあがる
③ヒジを伸ばして座る
④背筋を伸ばしたまま立ち上がる

ものを持ち上げるとき

腰を曲げて、できるだけ体に
近く引き寄せて持ち上げます

その他の日常生活の注意

肥満に注意

体重の増加は腰の負担を増し、 腰痛の原因となるので要注意 です

適度なスポーツを

運動不足やストレスも腰痛の原因 です。スポーツで解消しましょう

立ちづめのときは足台を

立ちづめのときは、足台に片足ず つ交互にのせると腰が疲れません

ハイヒールは腰痛のもと

女性のハイヒールは腰の負担を大 きくして腰痛のもととなります

食事の注意

全体の栄養のバランスを考えながら、骨を強くするために必要 な良質のタンパク質やカルシウムを充分とるようにしましょう

腰痛症に関するご相談・お問い合わせは今治第一病院:渡部昌信まで

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